飯豊連峰 西俣ノ峰ルート 荷揚げ
平成18年11月19日(日)

下りのみのLOG 19日12時天気図 同12時衛星写真 ルート下部より主稜線
朝霧に浮かぶ朝日連峰 鉾立峰と杁差岳 今日の目的方向 クリアな飯豊連峰北部




日時 平成18年11月19日(日)
参加者 当会・・JIφHNC(若月さん)、石井さん、渡辺(し)さん、諏方さん、坂井さん、JJφLTK(小林稔長さん)、渡辺(哲)さん、
中村さん、JJφLTQ(笹川)   

行き先 西俣ノ峰ルート三匹穴付近
天 候 19日日晴れ後曇り夕方より雨
気 温 11月19日AM1:00〜PM17:00  1.3℃〜10.3℃(観測地 山形県小国町)
風 速 0〜4m
風 向 北東→北→南南東→静穏→南南西
ウインドプロファイラ 11月19日12:00 1km南2m 2km南南西6m 3km南西5m (観測地 酒田)

目 的  正月合宿荷揚
装 備  冬山低山日帰基本装備
登はん用具 なし
雪山用として、Wストック
通信用具  なし
ナビ用品  GPS 地図 コンパス マップポインター

防寒具  フリース&合羽代用
その他  通常装備
飲み物  水 2.0L
食料品  握り飯、ハイカロリーゼリー、インスタントラーメン、パン 嗜好品
残 量  パン

コースタイム 事柄 備考
11月19日
05時45分 自宅発
06時00分 五十公野集合着 
07時10分 奥川入荘着 豊栄山岳会の荷揚げ隊と会う
07時27分 奥川入荘発(308m)
08時10分 522ピーク(522m)
09時30分 西俣ノ峰(1,023.2m)
11時40分 枯松峰(1,184m)   昼食
12時15分 枯松峰発
13時40分 行動停止点(1,400m)

14時20分 行動停止点(1,400m)発
14時45分 枯松峰(1,184m)
15時35分 西俣ノ峰(1,023.2m)  雨が当たり始める
16時27分 522ピーク(522m)    少し下がってからヘッデン必要
16時50分 尾根の取付き(315m)
17時03分 奥川入荘着
17時30分 奥川入荘発
18時40分 五十公野着
19時00分 自宅着

移動データ
標高 スタート場所奥川入荘発(308m)
到達地点  三匹穴直下(1,400m)
標高差   1,092m


概要
今年の正月合宿は西俣ノ峰経由で北股岳を目指す計画である。
今回は正月山行用物資のデポ品を荷揚しておく為に出かけた。


朝、目覚まし時計のアラームで目が覚める。軽く食事を採り、コンビニに寄り集合場所に行く。6時集合なので6時丁度に到着する私が一番遅い。飲みすぎか?と声を掛けられる。まあ、前夜、確かに呑みましたけれど・・・・

薄明るくなった国道290号線を関川村に向かい外を眺めると、霜が降りている。暖冬とはいえ、やはり季節は冬だ。国道113号線から右折して玉川へ向かうと間もなく、川沿いに霧が立ち込める。

奥川入荘に到着すると豊栄山岳会の荷揚げ隊の方々が準備をされていた。霧が立ち込めているがある程度の高度差で霧の上だろうと思う。出来れば山の様子が見えればいいのになあ。と思う。まあ、何かあると悪いのでwストックは持って行こう。でも、ワカンはまあいいだろうと、車でワカンは留守番。これが失敗。豊栄山岳会のメンバーに少し遅れて我々もスタートした。
荷揚げ品一斗缶6缶と標識。中村さんと私が標識を持つ。この標識が藪や木に引っかかり歩き難い事この上ない。早々に腰が痛む。

522ピークのやや下で霧から抜けた。主稜線が白く輝く。地神北峰が白く尖がっていて印象的だ。天気は上々だ。
十文字池には薄く氷が張っていた。ここから少し上に上がると、窪地に雪がある。西俣ノ峰の下まで来ると足首〜脛位の雪があり頭上の藪に標識がが引っかかり上から雪が落ちてきたり、足元が悪く進み難い。元々藪に引っかかり遅い私だが積雪のため全体のペースが上がらない。西俣ノ峰で豊栄山岳会の前会長は所用のため下山していった。

西俣ノ峰を過ぎると雪は脛を超える。ワカンを持参した方はワカンをつける。ただ、まだ中途半端な降雪量なのでワカンも藪にひっつかかったりと、なかなか歩き難いようだ。西俣ノ峰を過ぎると、杁差岳、鉾立峰白く輝き美しい。ツボ足で歩き難いようになった頃、豊栄山岳会さんと合流し進む。

枯松峰で昼食とする。上天気で朝日連峰が近く大きく見えるし、本山も美しく輝いている。食事をしながら三匹穴から頼母木山を眺めて目でルートを追う。

食後、デポ地を目指して進む。雪の量はだんだん増えていく。腿辺りまで潜る。この辺りは、ワカン隊の渡辺(し)さんがグイグイ登る。あまり上まで揚げると、当日の状況次第では、デポ地まで届かなくなのでは?と色々な意見がでる。だんだん雲がでてきた。天気予報では夜になってからの雨の予報だったが、案外足が速いのも知れない。
本山には雲がかかり始めてきた。三匹穴の標高差100m程下で丁度良さそうな場所でダケカンバの木を見つけデポ地とした。
豊栄山岳会の方々はもう少し上に進んだ。

デポ品を係留するダケカンバの木を選んで、私がお猿さんになりダケカンバにシュリンゲを掛けてアブミを掛けて木登り。
隣の枝に渡部(哲)君が登り、2名が樹上のお猿。荷揚げ品を木の上にしっかりと固定して作業終了。
とりあえずは枯松峰を目指して下山開始。枯松峰に着くと雨が落ちてくるのも時間の問題という感じだ。
枯松峰から西俣ノ峰の間が疲れているせいもあるが以外に長い。西俣ノ峰に着くと、小雨がパラついてきた。
522ピークの少し下で合羽の上着を着てヘッデンを出す。今年、3回目のヘッデン下山。個人的にはヘッデン登山はいいけれど
ヘッデン下山は望ましくない。やせ尾根に濡れ落ち葉が滑りやすい急な下山路を気をつけて下山し尾根の取付迄降りて振り返ると、
豊栄山岳会の方々のヘッデンが暗闇に浮かびあがっていた。
奥川入荘に到着して濡れ物を脱いでいると豊栄山岳会の方々が到着した。横山さんに挨拶して、奥川入荘で入浴して帰途についた。

天気が良いか、もう30分早ければヘッデンも不要だったのが・・・・後は今後の精進とお天気次第。







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